でるでる茶は痩せる?キャンドルブッシュ・センノシドと注意点を薬剤師が解説

飲み物

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「でるでる茶を飲むと、本当に痩せるの?」

「翌朝すっきりしたら、体脂肪も減っている?」

「健康茶なら、毎日たくさん飲んでも大丈夫?」

名前からして、かなり仕事ができそうな「でるでる茶」。

パッケージを見ただけで、お腹の中から「本日の議題は排便です」と会議が始まりそうです💩

しかし、この商品は普通の麦茶やルイボスティーと同じ感覚で、ごくごく飲むお茶ではありません!

先に結論をお伝えすると、でるでる茶を飲んで便が出たり、一時的に体重が減ったりしても、体脂肪が減ったとは限りません。

また、原材料のカッシーア・アラタは「キャンドルブッシュ」とも呼ばれ、センノシドを含むことが報告されています。自然由来の健康茶ではありますが、濃く煮出したり、目安量を超えて飲んだりすると、腹痛や下痢を起こす可能性があります(≧◇≦)

この記事では、42歳の薬剤師である私が、でるでる茶の成分、飲んだあとに体重が減る理由、メーカーが案内する飲み方、安全に利用するための注意点を、実体験も交えて分かりやすく解説します😊

🔑 先に結論|「出た」と「痩せた」は同じではない

  • 便通後の体重減少は、主に便や水分が体外へ出た影響と考えられる
  • 体重計は便も脂肪も同じ「kg」で表示するが、体の中では別物
  • カッシーア・アラタには、便秘薬にも使われるセンノシドが含まれると報告されている
  • メーカーの目安は1日1ティーバッグで、初めての方は薄め・少なめから
  • 濃く煮出す、目安量を超える、ほかの便通系商品と重ねる使い方は避ける
  • 腹痛や下痢が出たら中止し、続く便秘は「お茶で押し切る」より医療機関へ相談する

でるでる茶は「脂肪を落とすお茶」ではなく、便通に強く作用する可能性を理解したうえで慎重に扱いたい健康茶です。

でるでる茶とは?原材料を確認

 

でるでる茶は、昭和製薬が販売するティーバッグタイプの健康茶です。公式情報では、次の原材料が使われています。

  • エビスグサの種子
  • カッシーア・アラタ
  • 玄米
  • みかんの果皮
  • ゴーヤ

ノンカフェインなので、「カフェインを控えたい方にも飲みやすい」という特徴はあります。ただし、ノンカフェイン=刺激が弱い、何杯飲んでも安全、という意味ではありません(; ・`д・´)

この商品の安全性を考えるうえで、特に確認したい原材料がカッシーア・アラタです。

👉 参考:昭和製薬「でるでる」公式商品ページ

でるでる茶を飲むと痩せる?

でるでる茶を飲んだだけで体脂肪が減るとはいえません。

便秘が続いていた方が排便すると、体重計の数字が下がることはあります。腸内にあった便や、それに伴う水分が体外へ出るためです💩

ただし、これは脂肪細胞に蓄えられた体脂肪が燃焼したこととは別です!

変化主に考えられること体脂肪が減った証拠?
排便後に体重が減った便や水分が体外へ出たいいえ
お腹がへこんだ便やガスによる張りが軽くなった可能性いいえ
数週間~数か月かけて体重・腹囲が減った食事や活動量など、複数の影響を含む食事・運動なども含めて評価が必要

便と脂肪は、体重計の上では同じ「kg」で表示されます。でも体の中では、名前が似ている親戚どころか、ほぼ別部署です😂

一時的に体重が軽くなったことを「脂肪が落ちた」と受け取らないことが大切です。

カッシーア・アラタとセンノシドの関係

キャンドルブッシュとセンノシドの注意点を確認する女性

カッシーア・アラタは、キャンドルブッシュ、ゴールデンキャンドルなどの名称で表示されることがあります。

東京都健康安全研究センターは、キャンドルブッシュについて、センナと同じマメ科カッシア属の植物であり、センノシドを含むことが報告されていると注意喚起しています💡

センノシドは医薬品の便秘薬にも使われる成分です。大腸へ届いたあと、腸内細菌によって活性化され、大腸のぜん動運動を促します💩

つまり、「なんとなく腸にやさしそうな草が、ふんわり応援してくれる」というより、大腸の動きへはっきり働きかける可能性があると考えたほうが安全です!

東京都が市販のキャンドルブッシュ配合健康茶を調査したところ、すべての試験品からセンノシドが検出され、製品や飲み方によっては医薬品に相当する量を摂取する可能性があると報告されています。

👉 参考:東京都健康安全研究センター「キャンドルブッシュを含む健康茶」

👉 参考:PMDA「センノシド製剤の作用機序」

「天然だから穏やか」とは限らない

健康茶を選ぶとき、「植物由来」「自然素材」「ノンカフェイン」と書いてあると、つい安心したくなります。

でも、天然は安全性の免許証ではありません。

コーヒーのカフェインも、唐辛子のカプサイシンも、センナのセンノシドも自然由来です。自然界には、やさしいハーブティーもあれば、きっちり働く成分もいます。植物界もなかなかの実力社会です🌿

消費者庁も、キャンドルブッシュを原材料に含む食品では、センノシドの過剰摂取によって下痢や腹痛などを起こす可能性があるとして、1日当たりの摂取目安量や注意表示を確認するよう案内しています(≧◇≦)

商品名の印象だけでなく、次の3点を見る習慣をつけましょう。

  • 原材料名:カッシーア・アラタ、キャンドルブッシュ、ゴールデンキャンドルなどがないか
  • 1日の摂取目安量:何包、何杯までか
  • 注意表示:腹痛・下痢、妊娠・授乳中、服薬中などの記載

👉 参考:消費者庁「キャンドルブッシュを含む食品の表示について」

でるでる茶の飲み方|メーカー表示を優先

昭和製薬の公式ページでは、次のような飲み方が案内されています。

  1. ティーバッグ1袋をカップに入れる
  2. 沸騰したお湯を200~300ml注ぐ
  3. 約5分を目安に抽出する
  4. 1日1ティーバッグを目安にする

初めて飲む方には、薄めに作る、半量から試す、体調を見ながら調整することも案内されています。

飲む時間に決まりはありません。「夜に飲めば必ず翌朝」「食前なら痩せやすい」というものでもありません。外出予定や体調も考え、自分の反応を確認できる日に試すほうが安心です。

⚠️ やってはいけない“効かせ方”

  • 早く効かせるために、表示より長時間煮出す
  • 1日に何包も飲む
  • 下剤や、ほかの便通系健康食品と自己判断で重ねる
  • 腹痛や下痢があるのに続ける
  • 水分補給用のお茶として一日中飲む

お腹の反応は、濃ければ濃いほど「優秀」なのではありません。トイレまで全力疾走することは、健康茶の成績表には載らないのです😂

普通のお茶・食物繊維との違い

便通が気になるとき、すべての「お腹によさそうなもの」を同じ箱に入れて考えないことが大切です。

種類主な位置づけ利用時のポイント
水・麦茶・ルイボスティーなど日常の水分補給砂糖のない飲み物をこまめに
食品に含まれる食物繊維便のかさや硬さ、腸内環境に関わる急に増やしすぎず、水分も一緒に
キャンドルブッシュ配合茶センノシドにより大腸の動きを促す可能性表示量を守り、腹痛・下痢に注意

でるでる茶を「腸内環境を育てる日常茶」と考えるより、刺激性のある成分を含む可能性がある商品として扱うほうが、誤解が少なくなります🤫

毎日の便通を整えたい場合は、まず水分、食事、活動量、トイレを我慢していないかなど、生活全体を確認しましょう。

👉 ファイバーマキシングとは?食物繊維を無理なく増やす方法

実際に飲んだ私の感想

私も、便秘とお腹の張りが気になったときに飲んだことがあります。

  • 味:少し薬草らしさはありますが、私は飲みにくいとは感じませんでした
  • お腹の変化:翌朝に便意があり、張りが軽くなったように感じました
  • 体重:2~3日で約1kg減ったことがありました

ただし、この約1kgは体脂肪が減ったのではなく、便や水分が出た影響が大きいと考えています。

ここは大事なので、体重計にも字幕をつけたいところです。

「ただいまのマイナス1kgは、脂肪ではなく便と水分の可能性があります」

……残念ながら、わが家の体重計はそこまで親切ではありません😂

また、私の妹が飲んだときは急に強い便意が起こり、買い物先でトイレへ急ぐことになりました。商品の品定めどころではなかったそうです💩

同じ商品でも反応には個人差があります。私や家族の体験は、全員に同じ結果が出ることを示すものではありません。

購入前に確認したい方へ

でるでる茶は、メーカー公式店や通販サイトなどで販売されています。購入するときは、商品名だけでなく、原材料、内容量、摂取目安量、注意表示を確認してください。

※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。価格や販売条件は変更される場合があります。

こんな方は自己判断で使わず相談を

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 子どもや高齢者
  • 腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などがある方
  • 消化管の病気がある、または治療中の方
  • 便秘薬を使用している方
  • ほかの薬やサプリメントを継続している方

特に授乳中は、センノシド、センナなどが母乳へ移行し、乳児に下痢を起こす可能性があるとPMDAが案内しています。使用前に医師・薬剤師へ相談してください。

👉 参考:PMDA「授乳中に使用する便秘薬について」

腹痛や下痢が起きたらどうする?

飲んだあとに腹痛や下痢が起きた場合は、いったん使用を中止してください。

  • 追加でもう1杯飲まない
  • 脱水を避けるため、無理のない範囲で水分を補う
  • 症状が強い、長引く、水分が取れない場合は医療機関へ相談する

次のような症状がある場合は、「便秘だから」とお茶だけで様子を見続けないでください。

  • 強い腹痛や繰り返す嘔吐
  • 血便や黒い便
  • お腹が強く張り、便もガスも出ない
  • 意図しない体重減少
  • 急に始まった便秘、または長く続く便秘

便秘は食事や運動だけでなく、薬の副作用や病気が関係することもあります。強い症状がある場合は早めに受診しましょう。

便秘が続くときに見直したい5つのこと

便秘対策は、「とにかく腸を動かせばよい」という一択ではありません。

  1. 水分:水や無糖のお茶を、生活に合わせてこまめに摂る
  2. 食物繊維:野菜だけでなく、穀類・豆類・きのこ・海藻も組み合わせる
  3. 朝食:食事をきっかけに起こる腸の動きを利用する
  4. 活動量:歩行など、無理なく続けられる動きを増やす
  5. 便意:我慢せず、落ち着いてトイレへ行く時間を作る

ただし、食物繊維を急に増やすと、お腹の張りが強くなる方もいます。また、便秘の原因やタイプによって適切な対処は異なります。

「効くお茶をさらに濃くする」より、「なぜ便秘が続いているのか」を確認するほうが、遠回りに見えて実は近道です。

よくある質問(FAQ)

Q. でるでる茶は毎日飲んでもよいですか?

メーカーは1日1ティーバッグを目安として案内しています。ただし、目安量を超えないことが大切です。便秘が長く続き、毎日これがないと出ない状態になっている場合は、自己判断で濃さや量を増やさず、医師・薬剤師へ相談しましょう。

Q. 寝る前に飲むとよいですか?

メーカーによると、飲む時間に決まりはありません。反応には個人差があるため、初回は外出や仕事に支障が出にくく、体調を確認できる日に薄め・少なめから試すほうが安心です。

Q. 飲めば翌朝必ず出ますか?

必ずではありません。体質、便秘の原因、濃さ、食事や水分量などによって反応は異なります。効かないからといって、自己判断で何包も追加しないでください。

Q. 体重が1kg減ったら、ダイエット成功ですか?

排便後の一時的な減少は、便や水分が出た影響と考えられ、体脂肪が1kg減ったことを意味しません。体脂肪を減らすには、食事・身体活動・睡眠などを継続的に整える必要があります。

Q. 腹痛があるほど効いているということですか?

いいえ。腹痛や下痢は「よく効いている証拠」ではなく、体に強く作用しているサインです。使用を中止し、症状が強い、または続く場合は医療機関へ相談してください。

Q. ダイエット中の水分補給に使えますか?

一日中飲む水分補給用のお茶には向きません。普段の水分補給には、水、麦茶、ルイボスティーなど、刺激性成分を目的としない無糖飲料を選びましょう。


まとめ|でるでる茶は「脂肪を落とすお茶」ではない

でるでる茶を飲んで排便があり、体重が一時的に減ることはあります。

でも、その数字は主に便や水分の変化であり、体脂肪が減ったとは限りません。

  • カッシーア・アラタには、センノシドが含まれると報告されている
  • センノシドは大腸の動きを促し、腹痛や下痢を起こす可能性がある
  • メーカーの目安は1日1ティーバッグ
  • 初めてなら薄め・少なめから試す
  • 体重が減っても、便や水分の影響と体脂肪の減少を区別する
  • 続く便秘や気になる症状は医療機関へ相談する

でるでる茶は、名前どおり「出る」可能性を期待する商品ですが、脂肪まで一緒に玄関から出ていくわけではありません😂

自然由来だから安心と決めつけず、原材料と目安量を読み、自分の体の反応を優先する。これが、健康茶と上手につき合ういちばん大切なポイントです😊

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※本記事は一般的な健康・食品情報の提供を目的としており、特定の商品による減量、便秘の改善、疾病の予防・治療を保証するものではありません。健康食品は医薬品ではありません。商品情報、原材料、摂取目安量、注意事項、価格などは変更される場合があります。購入・利用前に最新の商品パッケージと公式情報をご確認ください。妊娠中・授乳中の方、子ども、高齢者、持病がある方、治療中・服薬中の方は、使用前に医師・薬剤師などへご相談ください。強い腹痛、嘔吐、血便、黒い便、意図しない体重減少などがある場合は、自己判断で健康茶を使い続けず、医療機関へご相談ください。